今でも現役、最初のAmiga1200
まだ黄ばんでいた頃のAmiga1200
懐かしい写真が見つかりました。Amiga1200を復活させた、2015年頃の状態です。
まだ、専用の置き場もなく、ただ起動確認しているだけの状態ですね。
それでもPALでも映るアップスキャンコンバータがあったので、メガデモを動かしてみることだけは出来ました。Amiga用のフロッピー、とっておいて良かった。
禁断の改造
先程PALについて少しふれましたが、アメリカのソフトを使う時はNTSC、ヨーロッパのソフトを使うときはPALと、画面のモードを切り替えてやる必要があります。
NTSCで起動後、DegraderというソフトでPALに切り替えるのが一般的なやり方ですが、本体を改造することで、最初からPALで立ち上げることも出来ます。
バックアップ活用テクニック 36号に載っていましたが、改造にはかなりの技術が必要です。自信がなければ、やらないほうがいいでしょうね。
私の場合、はんだ付けを本職としていた母上様に頼み込んでやってもらいました。おかげでPALへの切り替えが、スイッチひとつで出来るようになりました。
ちなみにPALに切り替えたら、コンポジット出力は使えなくなるので、水平同期15KHzが映るアナログRGBモニターが必要になります。私は当時PC-TV454を使っていましたが、いろいろ使えるいいディスプレイモニターでした。
いろいろ揃え始めた頃
Amiga1200復活後、モニターが壊れてしまったので、新たに入手。
こいつは今でも、Amiga用のメインモニターとして頑張ってくれています。
テーブルも用意したし、この頃から本格的に使い始めたんですよね。
- 「ハードディスク 120MB」を「コンパクトフラッシュ 4GB」に置き換え
- AmigaOSを3.0から3.1にアップグレード
- GVPのアクセラレータのメモリを4MBから20MBまで増設(ヤフオクで入手)
- 内蔵スキャンダブラーの入手、それに伴いモニターを追加購入
- カラーアイコンを導入
- マウスを光学式のホイール付きに変更
- WHDLoadの導入、OS上で「メガデモ」「ゲーム」を動作させられるようになる
そして長期間の交渉の末、はにはに様にフルメンテ&ホワイトニングを行っていただくことができました。黄ばんでいた本体は、かなりきれいになってくれます。
もっとも、元が悪すぎたせいでその後若干黄ばんでしまうのですが・・・
しばらくはこのまま使っていたんですけど、予備パーツを買いまくりすぎて、Amiga1200の2号機も作っちゃったんですよね。
ちなみにこの2号機、ヨーロッパからマザーボードを取り寄せたので、無改造でもはじめからPALで起動できます。
FDDが不調で、ついに壊れた
2017年8月、お盆休みの最中に、前々から不調だったFDD関係が、ついに壊れてしまいます。別の動作可能なFDDに取り替えても、認識されなくなってしまいました。悲しいけど止む終えないので、1号機は封印、2号機をメインに使うことになりました。
復活のAmiga1200(1号機)
2018年冬、なんとなくAmiga1200(1号機)を動かしてみたら、FDDも含めて普通に動いてしまいました。このときは、すぐにFDDが異常な動作をするようになってしまったのですが、買い置きしてあった未使用のFDDに交換してからは、全く異常な動きをしなくなりました。
せっかくなので、新品の互換ゲースに中身を入れ替え、発売されたばかりのAmigaOS3.1.4にKickstart ROMも含めてアップグレード、まさに完全復活となりました。
これは2019年1月現在の写真ですが、このように現在でも現役です。
もっともパーツを替えすぎて、マザーボードすら当時の状態ではありませんが、そうまでしてでも使わせる何かが「この娘」にはありますね!