はじめて買ったパソコン SEGA SC-3000H

SEGA SC-3000H

はじめて買ったパソコンは、SEGA SC-3000Hです。
1984年のクリスマスに自分で自分に贈りました。中学1年の時です。

猛烈にパソコンが欲しかったあの頃

パソコンが欲しい!しかし、頑張って貯め続けた資金はせいぜい5万円。
MSXですら本体だけで8万円とかしていたので、無理な相談です。
そんな時、ベーマガの裏表紙をめくると目に飛び込んできたセガの広告。
そこに載っていたパソコン一式。そういえばこれ、おもちゃ屋に置いてありました。
本体、データレコーダー、BASICカセット、合わせても6万円以下で、どうにか買えそうな価格。

もうこれしかないと思いました。これも一種の洗脳だったのでしょうね。
昔から手に入らないものは見ないようにしてきた私です。
いきなりファイナルアンサーでした。

それに、ゲームがおもちゃ屋に売っているのも大きかったです。
実際、パソコンのソフトなんて、どこで売っているか分かりませんでした。
なにしろ、パソコンそのものが売っていないのですから・・・
その点、もともとゲーム機のこいつなら、おもちゃ屋でゲームが買えます。

足りない分が貯まるまで、ひたすらおもちゃ屋に行っては購買意欲を高めつつ、ようやくクリスマスプレゼントで自分自身に贈ることができました。
いやぁ、我ながらよく無駄遣いせず頑張った。今では想像も出来ません。

そもそも SC-3000Hってなに?

ファミコンの発売日でもある1983年7月15日、セガから二つのハードが発売されました。
「SG-1000」

「SC-3000」

ファミコンの発売日と重なってしまったため、「双子の死産」などと今ではネタにされていますが、当時は別に発売日に大騒ぎされるゲーム機なんてなかったです。
この「SC-3000」のキーボードをハードキータイプに変えたのが「SC-3000H」というわけです。

1984年7月
発売から日がたつにつれ普及していくファミコンの存在を無視できなくなったセガは、SG-1000のデザインとコントローラーを大幅に変えたモデルを発売します。

「SG-1000Ⅱ」と専用キーボード「SK-1100」です。

BASICカートリッジは専用品を使わねばなりませんが、これでSC-3000と同じことが出来るようになりました。といっても、わざわざ買った人どのくらいいるのかな・・・

1985年10月20日
たとえデザインがかっこよくなっても、中身がSG-1000のままではファミコンに勝てるわけもなく、ついにセガも後継機「SEGA MARKⅢ」を発売。上位互換で今までのソフトも使えました。

ここでSG-1000は幕を下ろすことになるのでした。新作ゲームの発売されぬゲーム機など・・・
ただ、SC-3000はオーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニア地域で人気があったようで、まだまだ使われていました。やはり自分でプログラムが組めるパソコンは強いのかな。

SC-3000H との約1年半の生活

中学1年の三学期から中学3年の夏休みごろまで、SC-3000Hは使われました。
親がどこからか、中古のテレビをもらってきてくれたのもこの頃です。実にありがたい。
『ロードランナー』『スターフォース』『ピットフォールⅡ』といったゲームで遊んだり、ベーマガのリストを次々と入力して、ゲームを増やしたりしていました。

プログラムリスト入力でお約束の、数字の 1 と、アルファベットのLの小文字 l を打ち間違ったり、入力中にブレーカーが落ちて停電、入力してた分がすべて消えてしまったこともありました。
当時売っていた、「データ保存用カセットテープ 10分」を何本も買って、一つのゲームプログラムで、片面使用とかやって、ゲームコレクションを増やして喜んでいましたね。
実際、1本のテープにすべて入れておくより、物理的に分けた方が管理も楽でした。

ファミコンより画面が汚いと馬鹿にされることもなく、ファミコン以外のゲーム機ということで、かえって人気がありました。SC-3000の方を買った人もいましたね。

『スターフォース』の頃には同じ卓球部の仲間に貸し出したこともあります。そいつの家が商店をやっていて、お礼にと「1リットルの瓶のコーラ」をお菓子と一緒にくれた時は最高にラッキーでした。1本300円もする高級品、月のお小遣い1500円の中学生には、おいそれと買えませんからね。普段はせいぜい駄菓子屋の60円ドクターペッパーを飲めるくらいでした。

最後は何処へ

そんなこんなで過ごしていたころ、セガ マークⅢが発売になりました。
自分は今までSC-3000Hに飽きてX1に目移りしたと思っていたのですが、自分でもマークⅢを持っていた記憶があります。当然、旧機種たるSC-3000Hはゲームでは使わなくなります。
パソコンのゲームに惹かれてX1Cの中古を買ったのは本当なので、プログラムの入力もこちらを優先するはずです。デジタル8色でも、単色でないカラフルなキャラクターは魅力的でした。

正直なんだか分からないうちに使わなくなったSC-3000H。
最後に何処に行ったかさえ覚えていません。捨てた覚えも、誰かにあげた覚えもないんだけど。
もっとも、いつマークⅢを入手したかも覚えてないのですけどね。